懐かしい気持ちになるラジオ番組
今週のお題「懐かしいもの」
懐かしいと言えば、だいぶ昔からラジオ深夜便を聞いていました。
なんなら平成初期で月曜日だったかが放送休止していた時代からなんとなく聞いていました。
今思えば吉川英治の三国志の朗読とかきちんと聞いていればよかった…。
なんとなく印象深かったのは宮川泰夫アンカーで、特にアンカーコーナーの「のど自慢旅日記」は(残念ながら今では具体的な内容とかは覚えていないものの)寝床でラジオを聞きながらも本当にその街に訪れたような気持ちになる、印象深いコーナーでした。
ラジオ深夜便が新鮮だったのはすごく古い曲を聴けることでした。
昭和20年代、30年代の曲とかは普段なかなか聴くことができないので、10代(当時)の私はちょっとワクワクしながら布団の中で聞いていました。ワクワクもしていましたが眠りの邪魔にもなりませんでした。
ちょっと前までのラジオ深夜便は『いつでもお休みください』ということで、リスナーからお便りが来ても決して読むことはありませんでした。
お便りを読んでしまうと「自分の投稿が読まれるかもしれない」と期待して眠れなくなるリスナーがいるかもしれないからと聞いたことがあります。
このような優しさとポリシーを持った番組だと思っていたのに、最近の深夜便はロマンティックコンサートの時間にディスコソング特集を放送したり、にっぽんの歌、こころの歌のコーナーでB'zなどの最近の激しい曲を放送したりと呆気に取られています。
まさか今の10代とかがB'zの曲を聞いて「この歌、古臭くて新鮮!」なんて思ったりしないよね????
もっとびっくりしたのはリスナーからのお便りを平気で読むようになったことです。
私は担当アンカーさんの言葉を聞きたいのであって、リスナーの意見なんていちいち聞きたくありません。
印象的だったのは、山下アンカーが深夜便を担当された初期の時に読んだお便りの「私のリクエスト曲が採用されない」というお叱りのお便りです。年寄りの文句なんて一番タチが悪い、いい気持ちで聞いていたのに…。謝れていましたが、そんなのいちいち相手にしなきゃいいのに。
この番組に至っては、お便りを読むなんて百害あって一利なし。と思っています。
なんとびっくり!今ではX(旧Twitter)のポストもリアルタイムで拾い読みしていました。
自分もその時の気分でタグつけて呟いたりしていますが、拾われるというより「聞いている人いるかな?」「他の人はどう思っているのかな?」くらいの気持ちなんですけれど。
なんか日中のNHKの番組でもXの拾い読みしていますが(多すぎると思います)。まさか深夜便でもそのようなことが。
もうリスナーを寝かせる気持ちはなさそうです。
ラジオ深夜便はどこへ向かうのか。
そして懐かしい気分になるラジオ番組は「ひるのいこい」しか残らなくなるのか。
ひるのいこいもペンネームを使った一般人のお便りを読むようになってだいぶ崩れてきていつつも、古き良き雰囲気は残っていて好きな番組です。
歌の日曜散歩のような番組の復活も待っています。